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『TSUNAMI-ツナミ-』 津波の迫力はものすごいが、背後の人間ドラマは中途半端
2010年10月16日 10:34 [21矢澤利弘]
津波の迫力はものすごい。だが、その背後にある人間ドラマは中途半端な感じが否めない。ユン・ジェギュン監督の『TSUNAMI-ツナミ-』は、海岸町に住む人々の人間ドラマをからめたディザスタームービーである。

恋人同士、訳ありの夫婦と子供、家族。映画の前半は人々のドラマを描く。
大津波が来ることをある学者が予知し、人々を非難させることを主張するが、政治的な圧力でもみ消される。王道のストーリー展開だ。
高層ビルを破壊するまでのパワーを持った津波。タンカーが桟橋に引っかかり、直立したタンカーの甲板から大きなコンテナが降り注ぐ。スペクタクル描写がある一方、『ハルマゲドン』ばりに、民間人の命を救うために、自分の命を犠牲にする消防署員も描かれる。
後半、津波が押し寄せてからのパニック描写は凄まじい。ただ、前半のドラマ部分と後半の接合が今ひとつであるため、天変地異の犠牲になった人々の悲しみは十分に伝わらない。

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