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『センタープレイス』、箱庭のような町で展開する悩める女性のラブコメディ
2010年8月 1日 14:04 [21矢澤利弘]
衣類の小売店で働く主人公のリジーは画家志望。恋人の転勤とともに間もなくフランスへ留学する予定だ。だが、恋人と破局。家出をしていた父が現れたり、火事を起こして住む部屋がなくなったり、昔の恋人が現れたりして、運命に翻弄されていく。
舞台をあえてセンタープレイスという町の一角に絞っており、都会にある箱庭のなかで展開する物語のような効果をあげている。
日本で見ることのできるオーストラリア映画のラブコメディは珍しい。また、撮影地も都会だ。シャックルフォード監督は、「『マッドマックス』や『オーストラリア』だけではない、オーストラリアを見せたかった」のだという。
劇中に多く使用されているポップミュージックも目玉のひとつ。その8割がメルボルン、残りの2割がシドニーなどのアーティストで、すべてオーストラリアのミュージシャンによるものだ。
センタープレイスという町は実在する場所で、この映画のもうひとつの主役ともいえる。セット撮影にも見えるようなきれいな町だが、実際のロケは真夜中に行われ、照明を多量に使用して昼間のようにして撮影した。実に小粋な町であるという雰囲気を演出することに成功している。

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