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山形国際ドキュメンタリー映画祭:「オート*メート」、自動車の街への流入を抑制するための6年間の記録
2009年10月13日 01:25 [21矢澤利弘]

チェコのマルチン・マレチェク監督の「オート*メート」はプラハの街を活性化させようとする運動「オート*メート」の活動を6年間に渡って追ったドキュメンタリーである。
プラハは自動車の流入で環境が良くない。そこで、自動車を抑制しようとする運動が起こる。自動車の街への侵入を力ずくで阻止しようとしたり、議会でスピーチしたり、ありとあらゆることをやってみる。
ア ゼルバイジャンの石油産業を扱った「ソース」に次ぐマレチェク監督の作品。アゼルバイジャンでは石油が多く産出されるが、政府が悪く、石油からの資金が国 民の手に行き渡らない。こうした社会の矛盾を国際的に描いたのが「ソース」だが、本作ではプラハというローカルな話になっている。
日本では自動車が道を通るのは当たり前のように感じているが、プラハでは、街に自動車が大量に入ってくることに対して拒否反応を示す人々も多いようだ。
作品は6年間の出来事を記録している。着地点がどうなるのか分からないままの映画製作だ。いかに編集をして、映画として成立させるか。ドキュメンタリー映画に共通する試練である。そして、どんなテーマを選ぶか。これにも一種の賭けの要素がある。(了)
マルチン・マレチェク監督(撮影:矢澤利弘、10月12日、山形市中央公民館)

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