トシオイロ・ヤカワって誰?
昨日、2008年にイタリアで出版された"Argento vivo: Il cinema di Dario Argento tra genere e autorialita'," a cura di Vito Zagarrioという論文集を読んでいたら、Toshioiro Yakawaの"Dario Argento, Geometry of Horror"が参考文献の一冊として挙げられていた。
この本の著者は私なのだが、名前が誤記されている。トシオイロ・ヤカワではなく、Toshihiro Yazawa(矢澤利弘)が正解である。イタリア人にとって日本語は意味不明の言語だろうし、そもそも知名度がないので仕方がないか、と複雑な気分である。
現在、イタリアで最も有名な日本の作家はたぶんBanana Yoshimoto。よしもとばななさんの小説はかなり多くの作品がイタリア語に翻訳されている。そして、映画人ではAkira KurosawaやTakeshi Kitanoはよく知られている。イタリアに留学していたときも、「北野の『HANA-BI』は2回見たよ!」とか、こうした人名の話題だと現地のイタリア人と話が弾んだ。
ところで、なんかのきっかけで私の名前Toshihiroと署名するとき、イタリア人からはよく、トシローといわれる。これは三船敏郎が有名だからである。ゴールデンウィーク中に開催されたイタリア映画祭のときも来日したゲストからこう呼ばれた。
三船敏郎が亡くなったのは1997年の12月24日。もうそろそろ三船を超える国際的な俳優が出てきてもいい。
